3歳児ですが、質問攻めの毎日に疲れてうんざりです。

kosodate-sotumon

質問

もうじき3歳になる男児です。どっちが大きい?どっちが小さい?強い?弱い?何かにつけてそればかりを訊きます。おしまいには雲と雨どっちが強い?と訊いてきたので「うるさいなぁ、もう」と言ってしまいました。なぜ訊いてくるのでしょうか?うんざりする時があります。

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回答

2才前後に表れて完成していくのが「対比認識」であると言われています。「あった・無い」「おおきい・ちいさい」「いる・いらない」「やわらかい・かたい」「たかい・ひくい」など対比が認識されていきます。

2才を過ぎてくると「大きいの小さいの」のに加えて、「中くらい」であることや「たかい・ひくい・ちょうどいい」(三次元的認識)なども混ざり始めて対比が三次元的なものも含めてより複雑にわかり始めます。

三角や四角や丸などの形の違いも識別できるようになり、「見える・見えない」「長い靴下と短い靴下の違い」がわかり、それらを面白く感じるのも2才児です。

2歳半頃になるとさらに複雑になって、これはあれで無いからこれ、というように、「ドアはあかないから閉まっている」とか、対比したあげくに自分有利にことをすすめるなど、相手が欲しがるものは必ず小さいものを選んで渡す、など比べる力が確実なものになってきます。

「男の子と女の子」「綺麗なものと汚いもの」などの見た目のものから「いい事と、悪いこと」という倫理的なものにまで対比認識は広がっていきます。対比分野がひろがるにつれて「多い」「長い」「強い」「弱い」「いっぱい」「少ない」「汚い」「きれい」などの形容詞が会話の中に多く出現してきます。

ご質問のお子さんはいままさにこの時にいますね。順調な発達であることをまずは喜んでください。対比言葉を教えただけでは育ちません。ものをたくさん集めて並べた中から観察したり、風と雲とを目でみて比べるには、元気よく公園遊びという場が無ければできないことです。

たくさんの疑問はお母さんが一所懸命に遊んであげているからこそできることで、お母さんがその中で忙しい時は、たまには「あとでおしえてあげるね」と返答を遅らせてもいいのではないでしょうか。

周りの状況を見ながら自分の欲求を満たしていくことも、子ども自身が経験していくことは必要です。

この時期はお母さんが子どもにとって全宇宙ですから、手がかかって面倒なことも多いと思いますが、そのうちに「対比認識」の時代を通過して「抽象認識」の発達段階にはいっていくと「ごっこ遊び」が始まり、一人おままごとでお父さん役がができたり、イルカになりきって毛布の上でドタバタしたり(笑)、ハサミでいつまでも紙を切っていたりなどなど、一人で遊べる時代に入っていかれると思いますよ。

もうちょっと、もうちょっとです。がんばってくださいね。

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