這い這いをしていますが、早めにお座りをさせたほうがいいですか?

haihai-itugoro

質問

お座りがまだ無理なような赤ちゃんですが、何とかして座らせようと体が二つ折れになっているのに、そのまま遊ばせているお母さんがいます。うちの子と月齢が同じでした。子育てはうながす事が大事と本に書いてあります。早めにお座りさせた方がいいでしょうか?

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回答

ハイハイで腕も足も鍛えたあとにお座りではないかしらと思いますが……

近所の児童館に遊びに行ったら、男三人兄弟を連れたお母さんと一緒になりました。上の兄たちは全ての遊具を棚から出してすさまじい色彩の中で遊んでいました。末の子は七ヶ月児で、お母さんの前でお座りをして与えられたおもちゃで遊んでいました。

お座りの形は苦しそうでした。兄たちにも目を向けなければならないお母さんは七ヶ月児の前に、その辺にあるおもちゃを三つも四つも押し付けました。座らせないで這わせておけばそれなりに自分の意思で遊ぶのにと私は思いました。

「ハイハイは?」と尋ねると、「まだしないです。でもしないでいてくれたほうが助かります。兄二人があの状態で私はそれを追うのに精一杯。この子はせめて同じところでじっとしていて欲しい。それにうつぶせさせただけで泣いて嫌がります」、というお母さんのお返事でした。

子育てにはいろいろな事情が付いて回ります。兄弟の位置関係、母親の目線の深度と高低。子育てへの向き不向き、お母さんの身体的自由や精神的圧迫度などが父親の協力度や経済的事情などで変化します。



いろいろな形で育てられた子どもたちは、いろいろな<人>となって、やがて社会のいろいろな分野をそれぞれに構成していく要員になります。だからいろいろな育ち方があってよいと思うのです。

昨今の身体的発達にはお座りが先、と書いてある本も多いですが、身体的発育の促しに関しては筋力の発達から見ても、這い這いのあとがお座りだろうと私は思います。152129

寝返る事を続けて側筋腹筋を鍛えた赤ちゃんは、うつ伏せのままでも耐えられるようになります。今までは天井を見ることが多かったのですが、うつ伏せの世界は多くの興味あるものが視野に入ってきます。

もっとよく見ようと腕を張って上体を起こせるようなり欲しいおもちゃを見つけて取ろうとしても初めは後にばかり行ってしまう体も、ふとしたきっかけで前に出られるようになります。

そして、腕と腹の筋力を使ってズリバイで移動して自分の興味探究心を満足させて、好きなおもちゃで集中して遊ぶことができるようになります。その後は膝を立てた高バイで足の筋力を鍛えます。そして高バイのバランスを崩してお座りを獲得します。

このように、うつ伏せをさせられて、もがいて這い這いをしてお座りができるまでの一連の発達は、骨盤と背骨をしっかりさせることになります。順序だてた筋力の発達に守られて背骨や骨盤は歪みのないものとなり、正しい噛み合わせと同様に集中力を育ててやる気の有る子の礎になると思います。

筋力がない前にお座りをさせてしまえば、自分の興味でおもちゃは引き寄せられないから与えられたもので遊ぶしかありません。

興味の幅とやる気などが極端に減るのは明白です。他方、うつ伏せから這い這い移動でしたら自分の好きなもので遊べますから達成感も嬉しさも極上のものになりますね。

大雑把に言ってしまえば、お座りが先でも這い這いが先でも一年経てばどの子も歩くようになりますが、這い這いの前にお座りをさせてしまうと、獲得できていくはずの集中力、達成力などをおのずと捨てていくことになってしまいます。

十分な這い這いの前にお座りをさせてしまうのは勿体無いなぁ、と私は思うのです。

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