子育ての悩み……1人遊びをしてくれたらなぁ……ひとまずの目標は「お母さんの横での一人遊びの促し」

hitoriasobisite

質問

はじめまして。3歳9ヶ月の息子ですが、1人遊びができません。家では、おもちゃで遊び始めたと思ったら「ママ、おいで。一緒に遊んで。」などと誘いに来ます。

用事がある時は、「ちょっと待ってね。」と断るのですが、するとそのまま私の近くで話をしたり、他のおもちゃを出してまた誘いに来たり……。私が一緒に遊んでいる時は、30分〜1時間くらい遊べるおもちゃも、1人遊びでは10分遊べるかどうか…という感じです。

子どもはおもちゃが好きなものだと思うのですが、おもちゃで遊ぶのがそれほど好きではないように感じます。集中力がないのか、飽きっぽいのか……。1人遊びをもう少ししてくれたら助かるのになあ…どうしておもちゃで遊ばないのかなあ…と、悩んでいます。

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回答

――目次――

1、ひとまずの目標は「お母さんの横での一人遊びの促し」
2、一人遊びは大事なことだけど、不安や緊張の強いお子さんもいます

3、一人遊びに至る前の時間は親も真剣に遊ぶ
4、一人遊びに導くには導入部分が必要

1、ひとまずの目標は「お母さんの横での一人遊びの促し」

一人遊びができるか否かは、乳児期に親子でどのように「触れ合い遊び」を楽しんできたかということも、現在の状況を考える一つの事柄になりますね。

乳児時代に親子の触れ合い遊び、つまりスキンシップをめちゃめちゃ体験したことがあれば、幼児になって3歳を過ぎた頃から友だち遊びや、自分で個として遊ぶことに目覚めて行くと言われています。

また、一人遊びのできるおもちゃと言っても、形のあるいつものおもちゃ箱にある、お母さんがおもちゃと思って与えているものが、必ずしも3歳9ヶ月児のマイブームではないこともありますね。

むしろこの時期は大人の使用している身近なもの、台所のザル、ラップの芯、セロテープなどに興味があったりします。

お財布や携帯などを触りたがりませんか?子ども用のお財布を与えて、いらないカードやレシートなどをあげるとおもしろいように一人遊びしてくれた経験があります。

ついでにノート、鉛筆なども与えると、家計簿をつけている真似をして、ゾロゾロと長~い文字のようなものを書いたりもします。そのような形をとって、お母さんの横にいながらにして一人遊びができることが、ひとまず今の目標としたらいかがでしょうか?

お母さんの横にいながら、時々お母さんの存在を確かめながら、子ども用のおもちゃに限らずいろいろなものを五感で感じて、やがては自分の遊びを見つけて行くことができるのだと思います。

集中時間ですが、3歳9ヶ月ではまだまだそんなに長くないのは当たり前です。大人にしても30分集中することは大変なことですよね。

今の年齢でしたら、小さな遊びで短時間に散らかしながら遊ぶことが普通です。むしろ一つのものにこだわって少しの形が違うことにもこだわって一人遊びに集中しすぎてしまうことの方が、問題ありということではないでしようか。

今後4歳児、5歳児になって行くと絵を描いたり折り紙をしたり、紙コップや画用紙で製作をする時代に入ってきます。そうなると集中力も出てきて、一人遊びの時間も長くなります。

子育てに個人差は付きものですね。遊び物への興味もかなり個人差がありますので、お子さんに合った楽しい遊びを、まずお母さんの横でできるように。

そして3歳9ヶ月はまだまだ構ってほしい年齢ですから、かまってあげてください。

ただし、社会性も身に付けていかなければなりませんので、約束事を少し守るような練習も兼ねて「時計の針がここまで行ったらこれで一緒にあそぼ!それまでは遊べるように準備していてね」、という促しをしながら、お母さんの横にしばらくはとどまる一人遊びの遊び方をしてみてはいかがでしょうか?

2、一人遊びは大事なことだけど、不安や緊張の強いお子さんもいます

ゆくゆくは誰もが一人遊びのできる自分の時間を持つようになります。そしてお友だちと共有できる世界を得て、その中で周囲との感情のやり取りを成長させて幼児期を過ごしていきます。

その後は少年期、青年期と過ごしてやがては親から独立していきます。どんな時期も子どもは個性豊かに成長をしていきますね。その個性の中に神経質で不安感や緊張感が強いお子さんが見られます。

病的に強い場合はお医者さんにお任せしなければいけませんが、赤ちゃん時代、少しの風の音にも起きてしまう赤ちゃんもいれば、雷が鳴っても大の字というお子さんもいらっしゃいますね。

小さい時に神経質で、あるいは気弱でお昼寝中もすぐに起きてしまうので、お母さんが付きっ切りで背中をトントンしたことがある場合や、甘ったれさんで階段を一人で降りられる年齢なのに抱っこ!とせがむお子さんもいます。

また、兄弟がたくさんいる真ん中の子は必然的に一人遊びが上手なお子さんもいます。

末っ子や一人っ子という生育歴の中でお母さんとピッタリとくっ付いて育ってきたのに、そろそろ一人遊びしなさい、という場合などもあります。同じ一人遊びにまでたどり着く道はそれぞれともいえます。

体も赤ちゃんの頃より大きく、語彙も増えて多少なりとも口も達者になった幼児が、遊んで遊んで!とそばにつくのはわずらわしいことであると思いますが、

緊張や不安、神経質のお子さんの気配が合ったら、ちょっと抱きしめて、ちょっとひざの上に座らせて、なぞなぞ一つしたらちょっと一人で遊んでね、と子どもの心を安定させながら、少しずつ離れさせて行くということも一つの策かもしれません。

3、一人遊びに至る前の時間は親も真剣に遊ぶ

お母さんが、心ここにあらずで、もう、と思いながら遊んであげた場合は子どもの満足度は低いです。そういうときのお母さんの言葉も乱暴でしょうし、もういいでしょ!感覚で遊んでいるお母さんと一緒では、子どもは少しも楽しくありません。

1時間遊んでもらっても楽しくないはずです。半面、たったの15分でも、ブロック・塗り絵・怪獣ごっこ遊びなど、遊んでいる間に子どもも親も笑い声を何度か立てるような遊び方をした場合は、子どもの心に満足感が芽生えます。

その上で、さてお母さんは少しお仕事があるからちょっと一人遊びしてね、え~っとさっきの怪獣がもしかしたら階段のところにかくれているかもしれないから、トイレに行くときには注意してね。

ほらぁカーテンの陰からビュッと出てきて足をガブッとされるかも。その時は助けに行くから、助けてぇって言ってね。ぬいぐるみで怪獣ごっこをやって終了した後に、こんな言葉をかけておくと、そのあと一時間くらいは子どもは想像の世界を出たり入ったりしながら遊ぶことになります。

そう遊べるようにお母さんと一緒に遊んだ後一人遊びに持って行く布石を面白く楽しく作って行くのもひとつの方法ですね。

結果的に一人遊びになるビデオやDVDを見せた後も、それらに関連付けられる言葉による仕掛けを続けると、想像力豊かに一人遊びが(一人で思考を深める)できるようになると思います。

子どもと遊んで疲れるのは、お母さんの心がそこに無いからのことが多いです。さっさと終わらせて洗濯物を畳みたい、本箱を整理したい……とおもっているとイライラとしますので集中力に欠けます。

大人は何にしても、心から集中しない事柄には疲れるものです。お母さんがダラダラと遊ぶから子どもがいつまでもくっ付いてくる……そんなこともありそうです。お母さんが疲れていたら、一緒に真剣にゴロゴロごっこで寝そべって遊ぶ、という手もあります(笑)。それでもいいと思います。

4、一人遊びに導くには導入部分が必要

遊びの発達にも実は順序があります。スイス人のジャン・ピアジェの発達心理学の理論にはよく出てきます。彼は一見なにげない遊びですが、その遊びにも発達の順序があると説いています。「練習遊び」→「象徴遊び」→「規則のあるゲーム」の順に進行するのだそうです。

「練習遊び」とは、「あることをすると、決まった結果が起こる」ということを繰り返して楽しむ動きです。

ニギニギを振ると鈴が鳴る、アンパンマンの口にボールを入れると下のほうにコロコロと転がって出て来る、赤ちゃんは繰り返しこんなことをして遊ぶ時代があります。

想像力はまだあまり使っていないようですが、それでも「予測」という想像作業をしています。対、人との関係性を持つことがまだまだ未熟ですので、一人遊びのように見えますが、これは一人遊びの達人になったわけではありませんね。

この時期には一人遊びの探究心も必要ですが、横で一緒になってできたできた!と手をたたいてくれる誰かがいるほうが、赤ちゃんの想像作業はより豊かに、楽しいものになっていきます。

次の発達は「象徴遊び」。

象徴遊びは俗に言う「ごっこ遊び」のことです。目に見えないものを見えているかのごとくに、子どもは上手に遊ぶようになります。ケーキがある皿を出して食べる真似をします。

ここから先が海よ!と布団の縁を指差せば、子供はそこから落ちたらサメに食われるとばかりに、大騒ぎをして布団から落ちないようにして歩きます。想像力が豊かですね。

でもこのような遊びも初めから全く一人で遊びなさ~い!と指で示してもできないものです。

小学校三年生を過ぎる辺りから次の遊びの段階である「規則のあるゲーム」の中に入ってきます。規則、ルールのあるゲームやスポーツなどを周囲の大人や友だちと共に一緒に、または単独で遊びながら子どもは成長をしていくことになります。

「規則のあるゲーム」時代に入ってくる小学校三年生以下の子どもを育てている場合は、お気づきのように「導入」という部分が必要になってきますね。

子どもには個性があります。

お母さんとの組み合わせの相性もあります。また、子どもを産めば誰でもが親にはなれますが、中には子育てがあまり好きではない女性もいます。

また産んではいないけれども子育てが好きなお父さんもいます。

子どもの育ちの環境は個性豊かなものですね。それゆえ個性のある人として、社会の色々な部分をそれぞれの個性で埋めて、豊かな社会を作って生きていかれることになります。

一朝一夜で一人遊びはものにはなりません。発達そのものにも個性がありますから、一つの時期に長くとどまる子もいれば、その時期をさっさと通り越して次のステップに進んでいるお子さんもいます。

今、お子さんがどの分野での遊びの発達段階にいるのかを観察して、誘導をしていくことが出来たらいいのにな、と思います。

一人遊びで集中を始めたら、あまり声をかけないで見守ること。一人遊びができないで寄って来たら一緒に汗をかくほど遊んで、そしてそっと次の一人遊びに誘導すること、そんなことが出来たらステキなお母さんだと思います。

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