癇癪で泣き続けます。癇癪を起こさせない方法は?癇癪という感情をコントロールしていく

kannsyaku

質問

3歳になる女の子ですが、お菓子売り場に行くと買って欲しくて大泣き、フロアに寝そべり、大泣きの癇癪(かんしゃく)で20分くらいは平気で泣き続けます。

ひどい時は陳列のお菓子の袋をもぎ取ろうとします。

また癇癪を起されるのかと思うとスーパー、デパート、コンビニには連れて行かれません。癇癪を起こさせない方法はありますか?

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回答

癇癪を起こしているお子さんを時々見ますが、大変ですね。

癇癪を起こしているお子さんの前でお母さんは辛いと思います。

対応に追われるばかりではなく、お子さんが公衆の面前で寝転んだり大声で泣いたりすると、自分の子育ての能力を問われているような気がしてしまい、憂鬱感が増します。子どもを上手に育てる技量が無いのでは?と、世間から突きつけられている気分に陥るからです。

癇癪を起されるたびに、そんなわが子や自分自身をだんだんと嫌いになってしまったり……。でもちゃんと育つから大丈夫ですよ。癇癪(かいんしゃく)は育って行く部分では一過性の出来事です。

――目次――

1、癇癪を起こしたら
2、癇癪を起こすプラスの部分・ポジティブ育児
3、癇癪とはどのようなものでしょうか

4、癇癪が起きる背景
5、癇癪という感情をコントロールしていくのは、親としての成長も大事

1、癇癪を起こしたら

癇癪はどうして起こるのかはおいおいにお話して行きますが、ひとまず癇癪を起こした時の対処法を。

■見守り作戦

「泣きやんだらおしえてね」と言って離れた場所から見守ります。ご相談者さんのように20分以上も泣く場合もありそうですが、子育ては子どもとの根競べも必要なときがありますから、親業の根競べのレッスンと思って、けれども、子どもからは目を離さずに、本でも読みながら癇癪と対峙してみてください。

癇癪を起こしているお子さんは、自分が癇癪を起こして無茶を言っている時は、相手の出方を見ているところもありますから、目は機能しています。けれども、自分の中にたまっているエネルギーを発散するのに忙しいですから、耳は機能していません。

耳は機能していないのですから何を言ってもだめですし、親はイライラするでしょうが子どもと同じ様に怒ってしまっては火に油を注ぐようなものです。癇癪のお子さんを相手にしては、怒る意味が無いということですね。少し離れた場所から癇癪が多少収まるのを待つ作戦もいいと思います。

■癇癪に効く場面展開作戦

場面展開も効果がある一つです。全く違うことを小さい声でボソと言って注意を引いている間に、肩車などしてその場を移動します。

性格やその時の状況によって有効であったり無効であったりしますから、これが絶対と言うことはありませんが、お子さんが求めているものが癇癪に飽きたからそろそろ抱っこ!という場面になっていればこの場面展開・抱っこ作戦は有効です。

■物を壊すなど暴力的になる場合

「暴力的なものへの八つ当たり癇癪」は事故につながるといけないのでひとまず体を押さえ込みましょう。

「小さい静かな声で言おうね」、

「解ったよ」、「どうしたいのか、訊いてあげるから、ゆっくり言ってごらん」などなどと、話かけてみます。

■何をしても駄目な場合

何をしても駄目な場合は、パニックになっている状態ですから、少し落ち着くまで待ちます。

現状でお子さんが何を求めているのかを見極めるのは難しいですが、一つ一つ「何がして欲しかったのか」「どうしたいと思っているのか」などを消去法で、細かく解きほぐして行く作業も、
時には必要です。

そしてまた時にはあっさりと、癇癪など起こしたのはよそごとのような顔でお母さんやお父さんに普通に話しかけてくることもあります。
そんなときは改めてお説教などせずに、普通に受け止めてあげてください。

■連れて行かない作戦

何をしても駄目な場合は連れて行かないことが一番です。アイスクリーム屋さんの前を通らないで、風船を売っている場所を通らないで、

ガチャガチャの機械の前を通らないで、迷路のように大型施設の中を歩く両親もいるくらいです。癇癪を起こさせない場所に出ない、というのも両親の賢い選択かとおもいます。

■特に心配なケース

癇癪は困りますが年齢の通過点ということもありますから、大変とはいえ成長の証とすれば理解もできます。

しかし、一日に何度も癇癪を起こしスーパーに行くたびに癇癪を起こし、気に入らないことがあるたびにひっくり返り物を投げたり蹴ったりする(つまり暴力が伴う)、癇癪を起こした前後の事情に思い当たる節が無いとか、一日に癇癪があまりにも多すぎると感じたら、もうそれは個性の問題ではなく、単に癇癪を上手に収めるほう方を探る問題では無くなります。

病的な分野の心配にもなってきます。医師の診断を仰ぐことも必要です。

2、癇癪を起こすプラスの部分・ポジティブ育児

癇癪を起こすお子さんはそれだけ感受性が強いということ、大きなパワーを持っているというお子さんです。

「癇癪を起こして大変だけれどものエネルギーをたくさん持っている、私の大切な子ども」、「目標が出来たときはそれに向かって行くエネルギーを内在させている、将来がとても楽しみな、私の子ども」、そう思ってください。

いつも言いますが育児に悩んだら、それを否定したり欠点を拾い出すのではなく、その中にきっとある「良いこと」を足がかりにして、良い方向に持って行く育児(ポジティブ育児)、それを目指していただきたいとおもいます。

3、癇癪とはどのようなものでしょうか

癇癪とは東洋医学的には、体内に癇の虫「かんむし」(かんのむし)という虫がいてそれが暴れるから、と言われています。疳の虫とも表現しますが、乳児の異常行動を指していう俗称です。縮小西洋医学的には神経の異常興奮ということになります。

原因は欲求不満、疲労、空腹、稀に便秘(腸の膨張の不快感)などが上げられます。赤ちゃんであれば夜泣きとか、それが高じてひきつけるといった症状で癇癪は現れます。

癇癪は2歳頃に最も多いようで、外国では大人が非常に怒ったりヒステリー状態になったあとの仲直りでは、「“I am two ! ”」と冗談になるくらい2歳児頃からが癇癪のピークとなります。

2才頃にはあれこれとやりたいことがたくさん出てきて、2才児なりの要求があるのにうまく伝えられなくて欲求不満に陥ります。また癇癪をなだめようとする周囲の大人の言語もよく理解できなくて、ひっくり返って泣くしかない、ということになりますが、癇癪は発達段階で起こる自然な状態と見ていいとおもいます。

3歳を過ぎて言葉がある程度言えるようになったり、周囲の大人のしゃべる言葉が理解できるようになると、多少は落ちつくようです。

3歳~4歳の場合、言葉や行動で伝えたいことを表現できるようになりますから例え癇癪を起こして、感情的、攻撃的になったとしても、周囲がゆっくり対応すると癇癪が収まる割合が高いです。

5歳、6歳になると癇癪も大分収まってきます。あとは性分が短気であったり、完ぺき主義の苛立ちであったり、負けず嫌いの上の癇癪であったりします。まれですが、憤怒痙攣を起こすこともあります。泣きすぎて酸素がうまく吸えなくなるのが原因です。てんかんとは違いますので一分以内くらいに収まります。

4、癇癪が起きる背景

子どもの個性として感受性が強すぎる。両親の気分にムラ(日常生活、子育て方法に一貫性が無い)があり、子どもが巻き込まれてイライラするが、子どもはイライラするとはいえないので癇癪で爆発する。両親の短気という個性を受け継いでいる。

あるいは気の短い親の真似をする。
過去にお菓子をもらえた経験があり、更に癇癪を起こしたらもらえた経験もあわせもっている、
などがあります。

体調に関しては疲労時や空腹時にも起こりやすくなります。便秘で腸内環境が悪い時も癇癪が起こりやすいと言われています。赤ちゃんの場合は眠い時に夜泣きの形で現れることもあります。言葉が発達したり、親を親の個性として認識できるような社会性が出てくると癇癪も収まってきます。

癇癪を起こす背景には以上のようなことが単一であったり複数であったりします。

小学校や中学校に行くようになって、時には癇癪を起こしてはいけないとわかっているのに気持ちが治まらずに、壁に頭をぶつけたりするような行動が現れることもあります。そんなことをしても問題は解決しない!と冷たく言うよりも、何をどうしたかったのかを聞き出すことが先決です。

長じての癇癪は時には自分自身に自信がもてない、というジレンマであったりもしますから、癇癪を頭ごなしに押さえつけるのは大きくなるほど避けたいことです。

5、癇癪という感情をコントロールしていくのは、親としての成長も大事

癇癪にはいろいろなタイプや対処の方法があるとは言え、やはり癇癪持ちのお子さんを持つ相談者さんのような親御さんは、癇癪のたびにイライラして精神を正常に保つ事だけでクタクタになってしまいますね。

子どもは癇癪起して必要なことを発信して、それへの欲求を満たすことを学習します。

必要なことを訴える力と、欲求があることを放出する、この事が2才から4歳頃のお子さんの表現の方法の一つとして癇癪(かんしゃく)があるわけですから、成長の過程のちょっと強い個性の持ち主、と思ってしまうことがまずは大切です。

つまり、必要なことを訴える力や欲求放出が「駄々コネ」でなくてきちんと言葉で放出で切れば、そして社会性を少し身に付けられる時期になれば消失して行くということですね。

子どもが叫び、怒って物を投げたり、クツも脱いでコンビニで大の字になっていたとしても、ガンとした態度で「それは駄目なのよ!」と躾けることで、子ども自身が、自分の欲求はすべて通らないということを学びます。

「それは駄目なのよ!」と言い切ることは親として辛いものがありますし、要求を聞き入れてしまったほうが楽なこともあり、楽な道を行かないで決断できた時に、
親としても成長している時ではないでしょうか。

親自身も親の感情を管理してコントロールすることが出来るようになれば、
子どもの癇癪にも大きくブレナイ親になっていると思います。

癇癪は成長過程の一つ、通過点でありますから、子どもとともに感情コントロールの練習をして、そしてとりあえずは買ってほしいものがある場所にはいかない、コンビニで大の字になるのなら連れて行かない。

見せない。しばらくはそうして過ごして癇癪の場面になるような事柄を避けて行く。それも親業としてのレッスンの一つになるとおもいます。

親は日々生活の時間をまわしていかなければならず、その中での癇癪は大変なこととおもいますが、癇癪の後落ち着いた時に、「大好きだよ!うちの子で良かった!」と時には抱きしめてあげてくださいね。

そしてご相談者さん自身も親としての成長が確認できたら、更に良いとおもいます。

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