自分の子なのに嫌いだなぁと思う時があり、悩んでいます

kirai400

質問


4歳女児を育てています。子どもは一人です。少し遊んであげるのはいいのですが、長くなると嫌だなぁと思います。まして口での言い争いになると、子どもに負けたくないのでムキになって、絶対に勝ってしまったり、手をつなごうと寄ってこられると、嫌悪感を覚えたりします。


自分でもどうしてか分かりません。 寝顔を見ると昼間に邪険にしたことが可哀想になりますが、朝に起きてきて子育てが始まるとまた同じことの繰り返しで悩んでいます。


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回答


子育ての悩みで『子どもが嫌い』ということですね。我が子を十分に愛せていないような自分に嫌悪感を覚えているということですね。


結論を先に言えば、赤ちゃんを産んだお母さんの全てが、こよなくお子さんを愛しているということはあり得ませんので、まずは自分を否定的にとらえて悩まないでください。その上で、愛するために支障になっている事象があるはずですから考えてみましょう。


それはお母さんの性格的なものと環境から来ているもの、また赤ちゃんの育ちの時期からきているものとがありそうです。


性格的なもので言えば、『相性として好き嫌いが生じている』、『子どもが嫌いなのではなく、実は身辺の面倒を見ることが苦手』、『音域の高さをうるさく感じてしまう体質』、『自分とそっくりで嫌い』などがあげられると思います。


環境的に納得できない事柄が子どもを愛せないことにつながっていることがあります。


例えば『経済的に苦しいから毎日が面白くない』、『夫とうまくいっていないから不安で自分自身が愛情をもっと受け取りたいと思っている 』、あるいは『姑と対立しているから常にイライラする』、『仕事を捨てて結婚をしたけれど、そのせいか何をしても満足感が得られない』、などなどから子どもに笑顔を見せられなくなることがあります。


育ちの時期の特有な事項として嫌いになることもあります。例えば、『夜泣き』、『ミルクを飲んでくれない』、『離乳食が進まない』、『後追い』、『いやいや期』、『口答えばかりする』、『兄弟げんか』などがありそうです。


我が子を好きと思えない悩みを順にひもといていきたいと思います。


1、相性が悪いのか一致点が少ない……だから子どもが嫌い


昔は5人も6人も子どもを産んでいました。たくさん子どもがいれば、どの子と相性が合って、どの子とはあまり合わない……という感じが親は肌で分かりました。あるいは女親と女の子より、女親と男の子の方が相性が良いかもしれない……ということも感じることができました。


子どもは親の遺伝子ばかりで生まれてくるわけではありませんから、親戚のおじさんに似ている子もいて、そのおじさんがセコイおじさんだったりして、我が子が似ていて、なんとなく嫌だなぁ、と思っているお母さんもいました。


それでもそれらを全部ひっくるめて、比べられるからこそ、好き嫌いはあって当然で、産んだ我が子に差はないとおおらかに考えることができました。


人には好き嫌いの感情がどうしてもありますから、相容れないときに『相性』という言葉を出してくるのかもしれません。自分の思い通りにならない子どもとは、相性が悪いから!と思い込んでしまうかもしれません。


基本的には『合う時期』もきっときますから、親と子の資質の差を埋められるような接し方の努力をひとまずしてみて、子どもが少しずつ成長をしてきたときに、あるいは自分が母親として年期が入ってきたときに、相性悪く怒鳴ってばかりいた関係が薄らいでいることを感じられると思います。


現状では褒め言葉や温かい言葉を口に出すのは無理かもしれませんが、無理にでも使いましょう。なぜなら褒め言葉や温かい言葉は自分自身をも温かくしてくれるからです。親としてのちょっとの努力をお願いしたいところです。


2、身辺雑務のお世話が面倒……だから子どもが嫌い


洗濯をするのは好きだけど干すのは嫌い。干すのは好きだけどたたんで収納は嫌い。だから干してあるところから引きはがして着る。Tシャツの一枚一枚をアイロン掛けしなければ着られない。Tシャツの良さは多少のシワがあっても着られることだから、シワは平気、などなどと洗濯一つとっても好みは人それぞれです。


別にどのパターンが良くてどのパターンが悪いと言っているわけではありません。自分の好みの通りにライフパターンを維持できれば、それでいいのですね。


さてさて子どもは洗濯物のようなわけには行きません。手をつないで歩くのは好きだけど、転んだあとに着替えをさせるのはとても面倒だから、多少汚れてもそのままにしておく。転んだ時に汚れた服は手で払っておきたいけれど、子は泣き叫び、ついでに足からは血が出ているけれど、絆創膏は持っていない……ああもう面倒くさい!面倒くさい!そんな経験があるとしたら、身辺雑務のお世話が嫌なのですね。


子どもが嫌いではない、身辺雑務のお世話が面倒くさいだけ。でも、離乳食作りはとても上手だから、まあ良いママだと思う……と、何か一点でも良い自分を見つけて、子育ての苦手と思える時期を乗り越えましょう。何か一点の良いところを見つける習慣は、子育てにも活きてくると思います。


子ども自身が身辺のことを自分でやれるようになったときには、良い関係に戻れると思います。


3、子どもは騒音のかたまり……だから嫌い!


テレビの音量はどのくらいですか?18~20位で十分聞こえる日常であれば、元気な子どもの声は鼓膜が破れんばかりの騒音に聞こえるでしょうね。まして、理屈も何もない自己主張のみの子どもと1日つきあっていると、本当に嫌になりますね。


音域の高さが苦手なお母さんにとってみれば、苦痛の毎日で、子どもなんて大嫌いとなるでしょうね。


しかし、子どもを育てるには、例えば静かな環境が好きと!言ってもそれを望めない時期があります。音に敏感なお母さんは子どもが泣き叫んで自己主張をするような時期は、我が子が大嫌いになるかもしれません。


でも子どもはいつかは育ちます。静かにお母さんの横で過ごすことができるようになります。長じて振り返れば、騒いで親を手こずらせた時期の方が短いとも言えます。ガチャガチャした日常の騒音が嫌いなのであって、決して子どもが嫌いなのではない。そう分析するだけでも気持ちが軽くなるのではないでしょうか。


4、自分のマイナーな点を見ているみたい……だからこどもが嫌い


我が子の言葉や行動が自分とそっくりだから嫌い、というケースは結構あります。どうして嫌いなのかと突き詰めて考えていったら自分と似ていたから、と気づくようです。


つまりそれは自分のマイナーな点を自分自身が認めていないこと、あるいは認めたくないことと言い換えることができます。


子どもに何かを言うと「でも、でも」で返してくる。何でもテキトウに済ませてしまう。動作が乱暴。こんな子ども嫌いだなぁ、と思っていた。ある日、思い返したら自分に似ていて、さらに嫌な気分になった、と苦笑したお母さんがいました。


遺伝的にも気質は受け継がれている事が多いですから、良い部分もありますが、特に苦手な部分は目立つようです。年長者であるお母さんが、嫌いな部分をまず変えていくことができれば、子どもを愛おしく思える時間も増えると思います。


5、経済的苦境・人生に不愉快……だから子どもが嫌い


何かにつけて腹が立つ、子どもの世話は非生産的でそれどころか出費ばかりかさむ。収入は望めないのに赤字の家計簿!気が滅入る、子どもが泣き叫ぶ鼻水の顔を乱暴に拭いた。物価がジワジワと値上がりしている昨今、経済的に苦しいけれども働きに出ることもできない、だから子どもが嫌いになる。そんなお母さんもいらっしゃるのでないでしょうか。


経済的に豊かになるために働きに出かけることは、赤ちゃんがいてはできないかもしれませんが、自治体の窓口に内職の案内が出ることもあります。家で子どもを見ながらコツコツとできる内職があるかもしれません。


また、すぐに収入にはならなくても手芸品などを作ってためておき、機会があれば友人と共にフリーマーケットに参加する手もあります。


単発アルバイトなどでは、夫が1日だけ見ていてくれるのなら、結婚式場の介添えなどもあります。それらを探すだけでも気が晴れます。


PCが得意ならアンケートでポイントを稼ぎ、内容次第では座談会に出るように要請されて1日のみですが、現金が入ります。


赤ちゃんがいることを逆手にとって、赤ちゃん関連でのモニターやアンケートもあると思います。


以上のようないろいろな模索は、将来に時間ができたら、どのように働きたいかのシュミレーションにもなるでしょう。将来に夢があることは笑顔になれる時間があることです。頭の中で働き方を想像するだけでもいいのです。つまらないと思う時間をまずは減らすことで、子どもにも多少の笑顔が向けられるのではないでしょうか。


6、親族関係や仕事の悩み多く……だから子どもが嫌い


愛される環境にあると、人は誰かを愛したくなります。愛されない環境にあると人は誰かを憎みたくなります。心がバランスを求めるからです。子どもが嫌いで毎日が嫌、と思うお母さんは、愛情の背景を考えてみる必要がありそうです。現状ではなく過去のことも含めてです。


親に愛されなかった気持ちが心の中に沈んでいるとしたら、愛して愛されるレッスンが不足していると考えてもいいと思います。


子どもと手をつなぐことに嫌悪を感じるお母さんがいましたが、お話を伺うと、子どものころに母親に手をつないでもらおうとしたら振り払われたトラウマが残っていました。自分は手をつないでもらっていないのに、母親になった自分は子どもと手をつながなければならない……自分が子どもと手をつなぐことに、ジェラシーを感じているのかも知れない、と分析したお母さんがいました。


精神学の方面は詳しくないので分かりませんが、どうして自分が子どもを嫌いと思うのか、という内面への問いを時にはしてみることも大事です。


親族との関係が悪い場合も、子どもが嫌いなのではなく、そのような環境が嫌なのだと思います。


たった1回切りの人生だから、子どもを片親にしたとしても、子どもを愛してさわやかに暮らしたい!という決断に向かっていっても良い場合も有ります。離婚を勧めるわけではありませんが、子どもが虐待で被害者になってしまう場合は、本末転倒だからです。


子どもはどの子であっても、生を受けたからには自立の時までは、かわいがられて育てられるべきだからです。


7、夜泣き!後追い!イヤイヤ期!……だから子どもが嫌い


こんな子、もういらない!と投げたくなったことが子育て中には一度ならず二度、三度とあります。夜泣きするので寝不足の頭でボーと考えた明け方、もうこの子はいらない!と思った。


後追いの時期でトイレにも抱っこで入り、ちょっと立ち上がっただけでギャン泣き!何なのよ!少しは私を自由にさせて!怒りに燃えて、もう少しで子どもを突き飛ばしそうになった。


なんでもかんでもイヤイヤのあまのじゃく。叱れば表に飛び出したり、その辺のものを手当たり次第に投げる!こんな子を愛して育てなければいけないのだろうか……子育て中のお母さんはそのようなことを経験しています。


どのような時期であってもそれが永遠に続くわけではありません、と分かっていても怒りの納めようがない時もあります。


がんばりすぎるお母さんは甘え下手なところがありそうです。


子育て期はなるべく周囲関係者、縁戚、友人、公的機関を引っ張り込んで、一人で抱え込まないことが大事です。子ども支援センターに出かけて同じ悩みのお母さんと話すだけでも気分が変わってきます。思い切って一時預かりなども利用して、子どもと一時間でも離れて気分のリフレッシュをはかる事もお薦めです。


まとめ


子どもを好きになれない人は母性本能がないのでは?と思われがちですが、母性本能はすぐに育つわけではありません。子どもが4歳なら母親経験もわずかに4年です。それに出産した全ての女性が子どもが大好きになるのではありません。


特に体力的にも精神的にも限界を超えたと思われるときには、子ども嫌いになります。そんなときは子どもから少し離れる工夫をすることも必要です。母親失格と自分を追い込むのはやめましょう。


母親になると突然オールマイティさを求められますが、それは間違っています。一人の人間としての弱さも当然あります。何にも負けない強いお母さんでいなければならないというのは間違っています。今は嫌いだけど、手がかからない時期になれば、我が子への愛おしさは増すばかりになるでしょう。無事に成人させたときの醍醐味は何にも変えられないものです。


子どもが嫌いになるのはおおむね、一時的なものです。精神的な健康を保てる手段を自分流に、その都度に手探りしながら、子育て期間を過ごしていただきたいです。

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