子育中です。経済的に不安です。子育てに響きますか?

kosodate-fuan

質問

子育てに貧富の差は響きますか?

アパートに住んでいます。母子家庭です。子どもを保育園に入れて一所懸命働いていますが、貧富の差によって子どもの獲得する頭脳や体力が劣ったり優れたりすることがあるのではないかと、経済的に与えてやるものが少ない親としては子育てが不安です。やっぱりそういうことってあるのでしょうか?

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回答

極端に言えば、乞食と王様では確かに環境の差によって獲得していくものは違うでしょうね。子どもにとって良好な環境はとても大切です。孟母三遷の教えのように、子どもの教育環境が悪いから住まいを三度も替えたという諺もあるほどです。

米国ウィスコンシン大学のハンソン教授らの研究グループは裕福層と貧困層では、乳幼児期の脳の成長速度に大きな差があるとの研究結果を発表しています。

人が生まれてから死ぬまでの間の成長が著しく早いのは新生児期・乳幼児期ですね。それと同様に脳も生まれてから数年間の成長が大きく、その期間の成長はその後の人生を大きく左右すると言っても過言ではないそうです。

脳の成長速度をみるために大脳皮質の灰白質量を(神経細胞が集まるところ)を観察したところ、経済的地位の高い家庭に生まれた子どもの灰白質量の増加が高く、経済的地位の低い家庭の子どもの伸び率は鈍化しているとの結果が出たそうです。

生まれたてでは差がなく生後10ヶ月辺りから差が生じてくるそうです。それだからと言って、オモチャをたくさん与えて本をたくさん置いて、外になるべく連れ出して刺激をすればいいのか、と言い切れるほど脳の構造は単純ではありません。

教育に夢中になれば赤ん坊は過剰なストレスを受けることもあるでしょうし、新生児から乳児の時代に次から次にオモチャを与えていくことが決して良い結果ばかりを生むとは思えません。

目の前に三つも四つもオモチャを積まれた子どもは、一つのものを人差し指のみで丹念に探求実験する機会を奪われることも有ります。経済的余裕があるから我慢のできないじっくり遊ぶことができない子どもができてしまう可能性もあります。

経済的余裕のある家庭の子どもが統計的に見て頭脳や体力が勝っているとしたら、それは子どもの好奇心とゆったり向き合える時間が豊富にあることと、金銭に任せて与えすぎない冷静な親としての判断があってのことではなかったでしょうか。

ご質問のように経済的に貧しいからと不安にならず、一日の多少の時間でも子どもとゆったりと向き合い、待ったり促したり見守ったりしながら、それほどお金をかけずとも、手足を使って遊ぶおもちゃなどで豊かに遊ばせて行くことは可能かと思います。

それとお母さんの笑顔は子どもの情緒安定に一番ですよ。情緒が安定すれば子どもの興味に集中力が増します。人生に必用なのは集中力!お母さん、母子家庭は悲しいばかりではありません。良さもありますよ。思いやりのある優しい子供が育つでしょうね。

元気にがんばってくださいね。

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