うまくいかない離乳食にイライラ!食材アレルギーが心配!【0歳児の場合】

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赤ちゃんも生後半年を過ぎてくると、動き出すようになり、0歳児後半の子育ての悩みも出てきますのでお話してみたいと思います。

この世の中は100人100色で構成されていますね。同じ様な人がたくさんいては、将来同じ職業につく人ばかりで、それは社会的に困ってしまうことですから、子どもたちも個性豊かに育っていくようにできています。けれどもまあ、少し、欲を言えば「私んちの理想」からなるべく外れないように、ご両親の気性にあった子育てがしていかれるとベストかと思います。

さて、今回の0歳児後半の子育ての悩みですが、離乳食もそろそろはじまる頃ですね。
素材や食物アレルギーや、せっかく作ったのに食べてくれない! などの離乳食のお話をしたいと思います。

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■離乳食の始めの時期と完了の時期は?一番初めは何から?

私がお預かりしていた赤ちゃんはある国の外交官の方でした。離乳食の第一歩はリンゴでした。それも夫の母親の許可が無くては開始できなくて、成長の報告をしながら「待ち」状態でした。

ある日「OK」が出ました。お母さんが持ってきたのはリンゴです。すりおろしとか、ジュースではないのです。細かく細かく刻んだもの。しかも4ヶ月児の赤ちゃんに。でもお母さんは飲み込むから大丈夫と笑っていました。

昔のことで恐縮ですが、昔は大人が噛んであげたものを赤ちゃんが飲みこむ、という離乳食時代もありました。現在では大人の虫歯菌が移ってしまうことが判明していますので、このようなことは禁止されていますが、そういう時代もあったのですね。

離乳食開始と言っても「オモユから」・「果汁一さじから」・「梅雨が明けてから」……そのありようは様々です。

厚生省の調査では離乳食開始時期は1985年頃では生後4~5ヶ月頃が最も多く、2005年頃からは生後5~6ヶ月頃に変化していると出ています。現在ではあまり早く開始するとアレルゲンにさらされることにもなりますので、それを回避するためにさらに遅くなっていて6ヶ月過ぎの開始が多いようです。

大体6ヶ月を過ぎるころになると、母乳のみで成長に必要な栄養をまんべんなく赤ちゃんの体に取り込むことは難しくなりますので、ちょうど良い時期となるのでしょうね。

■離乳食にすすむ目的は栄養補完だけれど、長~い目で見て!

離乳の目的は不足する栄養の補完につきますから、手づかみで食べる練習でもありませんし、スプーンの使い方の練習期間でもなければ、固い物をだべる練習でもありません。

ですから、おおらかに構えて、おおむね2歳頃完了を目指してゆったりと向かっていただければと思います。

子どもの視野は狭いですから食べている時にお茶碗を落としたりお汁をこぼしたりもします。大目に見ましょう。

野菜を好んでポリポリ食べられたり、きちんと自分で上手に食べられるのは、まあまあ6歳頃。大人の目で見てきちんと食べられるのは10歳頃でしょうか。

離乳食完了期までの子育ての悩みは多いかと思いますが、なるべくおおらかにおおらかに。

■離乳食を食べてくれないイライラはどこから来るの?対処法は?

素敵に作ったり、潰して潰して時間をかけて作ったりしているのに、プイと横を向かれたり、手で払われてぶちまけられたり、手を突っ込んでヘラヘラ笑われたりすると、お母さんとしてはイライラカリカリしますね。

でも冷静に考えれば赤ちゃんは深い洞察力があるわけではありませんから、「作って頂いたものをありがたく食べる」なんてことはしません。

目の前に出されたものを遊びで触ってみたい、飛ばしてみたい!グチャグチャしてみたい!果ては口の中に入れられることを予測して泣き出す。そんな経過もあるようです。

離乳食項目の中で一番多い悩みは、せっかく作ったのに食べてくれない、という項目です。明快に言ってしまえば、お母さんの完食してくれるといいという希望を捨てる事ですね(笑)。

赤ちゃんは食べない時は食べないです。

ウンチが詰まっている時もありますし、水分が欲しいだけの時もありますし、食が細い場合もあるし……。でも、ご心配なく、ある日急に食べだします。

食事中に遊ぶのは良くないかもしれませんが、背に腹は替えられませんから、楽しく食べられるように歌を歌ってスプーンを時々ほっぺに持って行って、遊び感覚で食べたら完食したという経験もあります。

お母さんがすごい形相でスプーンを持って迫ったりすれば、子どもは引きます。赤ちゃんの個性もありますから、固いものが苦手そうだったらゆるめにして、固いものが好きそうであれば、早めでも普通のご飯を上げてもいいですし、時にはレトルトなど(味が濃い場合があるから気を付けて)もいいと思います。

離乳食を食べてくれないので頑張らなければ、なんて思わないことです。良いお母さんは待つことを知っているお母さん。子育てはお母さんが主導ではなく育つ子どもを手助けすることです。離乳食についても同じことが言えます。

■離乳食の食材は?アレルギー検査をしてから? 悩みます

離乳食の開始を6ヶ月頃としてそれまでにひどい湿疹があったり両親がアトピー性皮膚炎だったり、親戚の中にそのような診断をされた方がいた場合は血液検査をした方が良いのかもしれません。

こういう事例がありました。お母さんは生卵かけごはんが大好物。会社勤めもあって朝は大変に忙しく、毎日に毎日卵かけごはんを食べては会社に行ったそうです。

産まれた赤ちゃんは卵アレルギーがひどく皮膚は浸出液が出るほど荒れていました。乳児性湿疹の域を出ていましたが生後3ヶ月頃ではまだ確定できませんでした。

そして、やはり6ヶ月頃に卵と確定。離乳食で卵を除外していったのはもちろんですが、卵の入ったオヤツなども除外して、卵を使った品と同じ生産ラインで作られているお菓子も排除して、もちろん母乳中にも含まれるので、お母さんも同じように頑張って、皮膚に包帯を巻くように重度でしたが、それでも小学校に上がるころには綺麗になりました。

完熟の卵であればお医者さんの許可も下りています。

■アトピー性皮膚炎って何?

アトピーは「遺伝的素因を持った人に現れる即時型アレルギーに基づく病気」という意味があります。

1960年頃、アトピーの元となるレアギンの中にIgEという免疫グロブリン(抗体……外界から入って特定の抗原(非自己物質)を排除させようとするタンパク質)があることが発見されました。

アトピー体質の人は、このIgE抗体を作る能力が普通の人より高いといわれています。異物が組織内に入る前に粘液のところで異物を排除しようとする働きを出します。

アトピー性皮膚炎でかゆみの症状が出るのはIgEがヒスタミンという物質を放出し、抗原を排除させようと働くから、かゆくなります。

抗原を排除しようとしてかゆくなり、それに病名が付くというのは奇妙なことですが、話がちょっと硬くなりましたがそういうのがアトピー性皮膚炎といわれるものです。

■アトピー性皮膚炎と食物アレルギーとはどんなふうに違うの?

アトピー性皮膚炎は症状から付けられた病名で、食物アレルギーは、原因から付けられた病名ということになりますが、一つの病気の症状を双方向から見た病名ですね。

アトピー性皮膚炎はかゆみのある湿疹を繰り返しますが、その原因としては皮膚がもともと弱いこと、免疫の異常、埃、ダニ、食物によるアレルギー、精神的ストレスなどが考えられています。

そして乳幼児期のアトピー皮膚炎は食物アレルギーに起因していることも多いので、離乳食によって、あるいは母乳によって取り入れるものを気をつけたほうが良いと思えます。

食物アレルギーはアトピー性皮膚炎になるという理由のほかに、食物アナフィラキシー(食べ物に含まれる主にタンパク質が異物(アレルゲン)と認識されて症状が引き起こされる)を起こす場合のほうが深刻です。

アレルゲンとなる食物をとった後に、唇、まぶたが腫れたり、ジンマシンやかゆみが出たり、もっと深刻になると血圧が下がって意識がなくなり、呼吸困難に陥る場合もあります。

■食材で特に気を付けるべきことは?

アトビー性皮膚炎がある無しに関わらず、赤ちゃんの胃に負担なる物は避けなければなりませんが、特にアレルギーがあるかもしれないと思われたら注意をしてください。

『食物抗原強弱表(東京医大方式・改訂版)』に一度目を通されるといいと思います。私も保育ママの時代には参考にしました。

アレルギーの度合いによって抗原の弱い物から試していくのですが、因みにそのような赤ちゃんが医師の指示が出なければ口にしないほうがよい(ショック事故につながる)物だけを羅列してみます。

もち米・白玉粉・麦ハイ芽・麦全粒粉・トマト ・ゴマ・豆類(含む、もやし)・れんこん・しょうが・そば・さといも・なす・山いも・ゆり根・タケノコ・ごぼう・ホウレンソウ・マグロ ・サンマ ・ニシン・イカ・エビ・カニ・サバ・カキ・ウニ ・魚介/肉類の干物・タラコ/イクラなどの魚の卵類

鶏肉及び卵・牛肉・牛乳・乳製品・豚肉・オレンジ ・レモンなどの柑橘類・パパイヤ・アボカド・マンゴ・グレープフルーツ・ナッツ類化学調味料・パーム油(PCA検査合格品)・ゴマ油(PCA検査合格品)・カレールーなどですが、あくまでもアトピー性皮膚炎と診断された場合です(疑わしい場合は用心として)。

また疑わしい場合は皮膚科ではなくアレルギー科の受診をお奨めします。

■離乳食の献立の基本は、炭水化物+タンパク質+ビタミンミネラルの組み合わせ

0歳児の子育ての悩みの中で献立については特に頭が痛いですね。

お母さんの全てがお料理好きでもありませんから、特に離乳食の時期は大変なようです。でも基本的には三つの栄養素の組み合わせだと思えば、気持ちが楽になります。

つまり、

【炭水化物……エネルギー源となる主食】、
【たんぱく質……血となり肉となり体を作っていく基本の主菜】、
【ビタミンミネラル……体の中で作り出せないから毎日補給する必要のある副菜】、

そう覚えればいいですね。

では、月齢別に組み合わせの例を。
(炭水化物)+(たんぱく質)+(ビタミンミネラル)+(水分)で示します。

5,6ヶ月頃
(米・食パン・そうめん・じゃがいも・さつまいも)+(豆腐・麩・たら・鯛・シラス干し・ちりめんじゃこ)+(人参・かぼちゃ・トマト・ブロッコリー・ほうれん草・キャベツ・大根・カブ・白菜・リンゴ・ミカン・バナナ)+(麦茶、ほうじ茶、番茶、水で薄めた果汁、ベビーフードの果汁)

7,8ヶ月
5,6ヶ月頃の物に足されていくもの
(サトイモ・マカロニ)+(納豆・鶏ささみ・卵半分・鮭・マグロ・ツナの水煮・プレーンヨーグルト・カッテージチーズ)+(なす・キウリ・グリーンアスパラ・さやいんげん・スナップエンドウ・青のり)+(麦茶、ほうじ茶、番茶、水で薄めた果汁、ベビーフードの果汁)

9,11ヶ月頃
更に足されていくもの
(スパゲッティ・バゲッド)+(アジ・さんま・サバ・イワシ・豚もも肉・豚ロース肉豚ひき肉・牛赤み肉・牛ひき肉・プロセスチーズ・クリームチーズ)+(ピーマン・パブ理科・青梗菜・レンコン・長葱・水菜・ドライフルーツ・ひじき・わかめ)+(麦茶、ほうじ茶、番茶、水で薄めた果汁、ベビーフードの果汁)

1歳~1歳半頃
更に足すもの
(中華麺・市販の蒸しパン・イングリッシュマフィン・ナン)+(ハム・ウインナ・海老・カニ・浅利・ホタテガイ・はんぺん・油揚げ)+(生シイタケ・エノキ・しめじ)+(これまで飲んできたものの他に水道水、牛乳、無脂肪乳、豆乳、フォローアップミルク、氷)

1歳半~2歳頃
更に足すもの
(クロワッサン)+(タコ・イカ・竹輪・かまぼこ)+(アボガド)+(これまで飲んできたものの他にミネラルウォーター)+(少しなら良いものとして飲むヨーグルト、ハーブティ、ベビーフード以外のジュース、ベビー用イオン飲料、ウーロン茶、煎茶、緑茶)

※離乳食が完了してから与えたい水分
コーヒー、コーヒー牛乳、ココア、シェーク、炭酸飲料、乳酸菌飲料、大人用イオン飲料

※離乳食が完了してから与えたいお菓子
コンニャクゼリー、キャラメル、チョコレート、菓子パン、飴、スナック菓子類、ピーナッツ類、大人用のおせんべい

■食べ方が派手、こぼす汚れる振り回す!

子どもは自分の食べ方が上手か下手かは理解していません。発達の順番として興味があり自分でさわって食べたがります。

上手に食べられるのは5歳ころでしょうか。手づかみも物の感触を味わえるのでその時期も通過させてあげたいものです。つまんで口に行く一連の動きはやがてスプーンで物を口に入れる運びの練習になります。

野菜のカットしたもの、煮豆、トマト、ごはんを海苔で俵巻きにしたものなど、お皿に一つずつ置いてあげると喜んで口にします。

こぼれにくいスプーンや食器、エジソンの箸など成長につれて合わせていきます。散らかし放題であれば、しばらくはテーブルの下に新聞紙やシート、バスタオルなどを敷くと、お母さんも赤ちゃんも安心して離乳食を進めることができます。

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